その②【5・6・7区】目黒・世田谷

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2021/11/7【1】 この道をまっすぐ進んでいく。東京5区・6区から送り出した立憲民主党議員は自信をもってこう語った。

今回の衆議院選において、東京5区手塚議員は5400票差、6区落合議員は5000票差で小選挙区当選致しました。「市民連合 めぐろ・せたがや」は、11/7 、二人の議員も招いての振り返り会を、太子堂区民センターにて約30名の参加者で行いました。


【東京5区選出  立憲民主党 手塚仁雄 衆議院議員(党本部幹事長代理、東京都連幹事長)】

この道をまっすぐ進んでいく。他党への感謝を忘れない

 大変お世話になりました。今、まさに立憲民主党では代表選挙が行われようとしていますが、今回の総選挙を振り返って、一部で「共闘も見直す必要があるかもしれない」と口にする人もいるようです。でも、一部の強力な自前の地元後援会を持っている議員を除けば、今回当選させてもらった人のほとんどは、野党共闘や候補者一本化の恩恵で当選していることは事実です。だから、立憲民主党として、総じて「共闘は間違っていなかった」という本音は、みんなが共有しているんだと思います。

 来年の夏には、すぐに参議院選挙も来ます。今日のこの会場は、4年前の小池劇場に翻弄される中で、私と落合さんが総選挙の直前に皆さまの前で、2人で「無所属でもやるんだ」と記者会見をやった場所です。会場の出口を出たところで枝野さんから電話がかかってきて「立憲をつくるから一緒にやろう」とお話をいただきました。全部そこから始まって、この4年間いろいろありましたけれど、我々は「この道を一緒に進もう」と信じて一つ一つ積み重ねてきました。選挙で一緒にたたかうということが、党と党、党と市民の間の信頼を深めてきました。5区と6区、あわせて小選挙区で勝たせていただき感慨無量です。この皆さまから寄せていただいた力を我々ふたりが、国会で今まで以上に奮闘することでお返ししていきたいと思っています。お世話になりました。

 

 私は、衆院選で「手塚よしおです」と街頭にて何万回も言いましたが、「立憲民主党の手塚よしおです」とは今回はできるだけ控えました。「比例区は立憲をよろしくお願いします」ということもほとんどありませんでした。「小選挙区での候補者一本化に応じてくださって、一緒に戦っている各党のみなさんへのエチケットだ」という思いを貫いたんです。日本全国でそういう互いの信頼を確認し合うような党と党の連携は随所であったんだと思いますよ。

 

 ただ、これだけ立憲民主党自身の比例票が減ったということは、野党第一党として、「政権の受け皿になる」という可能性の中で、我々の魅力や信頼性という部分に物足りなさがあったことは確かなんだと思います。総選挙の総括の中で、様々な分析が飛び交い、根拠に乏しいレッテルのような敗北論だったり、自分たちに都合のいい数字の切り貼りで負けてはいないんだという強弁だったりがかまびすしい状況となっていますが、まずは我々自身が議席を減らした事実から絶対に目をそらさず、自分たちがゼロから生まれ変わる覚悟を示していく必要があるんだと考えています。安易な共闘への責任転嫁論には決して組みすることなく、引き続きこの道をまっすぐに歩んでいきたいと思っています。


 

【東京6区選出  立憲民主党 落合貴之 衆議院議員(政務調査会副会長)】

 

市民と野党の共闘の成功例を全国に広めるよう頑張る

  本当に本当に、皆様方のお力ありがとうございました。いま、いろいろと世間では「野党共闘がどうのこうの」といわれていますが、我々めぐせたは、5区6区とも勝っているんですよね。だから、我々のモデルを全国に広げていくというのが重要だと思います。我々も今回一発でうまくいったわけではなくて一杯やりましたよね。区長選、都知事選も2回、そういうのを重ねて今がある。全国では初めてやった地区も多かったので、同じやり方が地方でもできる訳ではないと思いますが、「こういう成功例があるのだ」ということをこれから広めていかなければならないと思います。 

 全国を見ますと、やはり「野党共闘どうなのか?」という意見があることは確かです。ただ私たちが考えなければいけないことは、「立憲の支持率は数%しかなかった」ということです。その政党が与党と互角に戦えるわけがないじゃないですか。今回の立憲の代表選挙が、「野党共闘のおかげで選挙に負けた」なんていうことになったら、これは責任転嫁だと思います。自分の政党の支持率が低くて野党共闘しなければ選挙が戦えなかったのにもかかわらず、自分の支持率が低いことまで野党共闘のせいにするということはあってはならないし、そういう代表選挙になったら生まれ変わることはできないと思います。まず我々が野党共闘しようがしまいが、一対一で互角に持ち込める力を我々立憲民主がつけること、プラス、政権を取っていくためには野党共闘をしていく、そういう役割をちゃんと分けて考えていくことをしないといけない。そこをごっちゃにして人のせいにして総括が終わるようなことがあってはならない。全国がおかしい方向に進んでいかないように、私もしっかり頑張っていきますのでよろしくお願いします。 

  私が前回の選挙を経て心配していたのが、前回初めて私の選挙でも野党共闘ということでやっていただいたのですが、4年前、結果のふたを開けてみると比例の票が、立憲以外の各党の票が多く減ってしまったということを大変申し訳なく思いました。野党共闘を小選挙区でやりながら、比例区はみんな各党が票を伸ばしていくというやり方をやらないと、野党共闘をやったら自分の党の票が減るのだったらやるメリットがどんどん無くなってきてしまう。それでは、持続可能な野党共闘にならないと4年前に感じたのです。「ではどうやればいい?」というのは答えがないので、試行錯誤するしかない。私なりに今回の結果を見て、社民党も共産党もれいわも比例票をしっかり伸ばし、一方で、立憲が減らしてしまった。ただ、今回協力してくださった各党が4年前より票を伸ばしたことは良かったと思います。こういう形で、各地区で、持続可能な協力の仕方を模索していくことが、次の選挙もその次の選挙も改善していくということが私は重要だと思っています。


2021/11/7【2】 総選挙の振り返り会 多彩な発言集

 

【立憲民主党 羽田圭二 世田谷区議会議員】 

 今回、5区の手塚仁雄の選対本部長を務めさせていただきました。東京では5区6区もそうですが野党共闘は成功したと私たちは考えています。先ほどお話に出ていたように、これは全国的に広めていかなければならない取り組みだと私も思っています

同時に、今回、結果として国民民主と維新とかが伸びているということは、我々なりにちゃんと考えていかなければならないだろうと思います。世田谷区議会に戻っても、再来年の区議会選挙で維新が出てくるのは間違いないですね。彼らの言っていることも分からなくはないのですけれど、けして広げていくことがあってはならないし、取り込んでいくことも含めて、地域のことをみなさんと一緒にやっていくことができるのではないかと考えています。再来年の統一自治体選挙、その前の参議院選挙を含めて、引き続きみなさんとともに戦っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【立憲民主党 西崎翼 東京都議会議員(目黒区選出) 】 

 改めましてみなさま大変ありがとうございました。この期間中そして期間前だけでなく、この枠組みをみなさまが中心となって作っていただいたことが今回の結果につながったと感謝を申し上げます。両代議士や羽田区議からありましたように、全国で「野党共闘に対しての賛否が両論ある」ように言われていますが、私自身は全くそう思っていません。今朝の『赤旗』にも一面に写真まで入れてもらいました。そこで9区の山岸一生さんが言われていたことと私は同感です。「いかに本気の共闘をやったかどうか」それが今回の結果に結びついていると思います。めぐせたで言ったら、5区6区そして7区も8区も9区もこれは小選挙区で勝利しているわけです。一方で、今回全国で一本化をした7割の小選挙区で、いま我々が持っていたような熱が、「本当に同じような熱量で取り組んでいたか」というと、私ははなはだ疑問ですし、そうでないからこそ、そういう共闘を疑問視する声が出てしまうのではないかと思います。その意味では、これまでこの地におきましては、知事選もそうですし、区長選もそうですし、さまざまみなさまと連携をさせていただく中で、信頼関係が深まってきた中で今回の総選挙を迎え、勝利に結びついたと思っています。両代議士も申していましたけれど「この道しかない」と決意をしています。議員をやっている以上、周囲に気を遣って「共闘はちょっと」というのではなく、「この道しかいま政治を変える方法はない」と周りのものを説得する、そういう覚悟でこれからも臨んでいこうと思っています。ますます、みなさまにご指導していただけますように願っています。今回はありがとうございました。

 

 【日本共産党 斉藤優子 目黒区議会議員】

めぐせたの初期からのメンバーであり、その後、区議になってから2年半になる。「野党一本化して小選挙区で勝つ」という目指してきたことが現実となった。2017年の衆議院選(区議になる前)では、立憲民主党と日本共産党が政策協定を結ぶときに、間に入ってつなぐ機会にも立ち会った。時間をかけて信頼を作ることで政治が変わる。5区でいえば、前回から7500票も上乗せできた。共闘の象徴区だ。この経験を全国に広めたい。手塚さんは何度も政策協議に足を運んでくださった。めぐせたのみなさんの頑張りが実を結んだ。

 

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「2021総選挙の振り返り会」 参加者発言の抜粋要約

・5、6、7区が勝ったのは希望だ。もう一つの希望は、れいわの中村美香子さんが三軒茶屋の政策協定調印に加わってくれたこと。山本太郎さんも応援に来てくれた。れいわも3議席を獲得できた。4野党がスクラムを組めたことが良かった。 

 

・維新を支持しているのは中堅以上のサラリーマン層に多いという分析もある。この層の心に何をどう届ければよいのかを考える必要がある。また、政権が激変することに不安を持つ層へのアピール方法も考える必要がある。 

 

・選挙は勝つための技術も大切。山本太郎さんのスピーチは1時間聞いても飽きない。裏づけも勉強している。画面に資料を出すなど人が集まる戦術も大事だ。各政党のパンフもデザインが良くなってきている。  

今回よかったのは、市民と、区議さん、都議さん、国会議員が全部一緒になってやれたこと。地元のこともよくわかるようになった。

 

 

・緑の党のもので、かつて杉並にいた。今回は8区の市民の会でも活動した。一人しか当選しない小選挙区で野党共闘は当然である。5、6、8区を見て思うが、政党による1本化だけでは不十分で、普通の常識ある市民が協力するように持っていくことが大事だと思う。  

 

 

・会議には初めて参加した。グレタさんが一人で学校ストライキをたたかいそれが全世界に広がっている。日本でも少数だが若者が声を上げている。三軒茶屋の宣伝の時に緑の党の方が訴えられていたのはよかった。生活者ネットや新社会党の方々も。そういう市民運動の力が大きかったと実感している。 

 

・めぐせたで活動できたことに誇りを持っている。「政権をとるんだ」というたたかいをして、これまで見えなかった課題が見えてきた。 

 

サイレントスタンディングで、録音したスピーチを音質の良いスピーカーで流し、大きな横断幕を掲げたところ、街の受け止め方が昔と全然違っていた。反発するのではなく「うんそうだよね」という感じだった。横断幕の文言は、街の人に共感を持ってもらえるよう、投票に足を運んでもらえるよう、相当議論した。

  

・若い方のことが出ていたが、私たちは、自分の家族、隣の家、子どもの同級生に伝えているか?普段フラットに話せているか?それができないのに、他人の若い人に「なんで来ないの」と言う。その上から目線が若い人はイヤなんだと思う。若い人はジェンダーと気候の問題を考えている。私たちはどこまで受け止めているか。地元には大学も沢山ある。彼らの危機感に沿ったスローガンや勉強会を考え、課題をシェアしよう。

 

 

 ・東京5、6、7、8、9、10区には立憲ベルト地帯ができた思う。濃淡あるが普段から市民連合が何らかのことをやってきたところだ。これを大事にしたい。10/15の「市民と野党をつなぐ会」の院内集会に行ったときに、8区の知らない方に声を掛けたら「ありがとう」ととても喜ばれた。そこに候補者も来て「頑張ろうね」と盛り上がった。つなぐ力を実感する新鮮な体験ができた。

 

 

・4年前には、めぐせたがこんなに活躍し全国に影響を及ぼす存在になることを想像できなかった。野党共闘が自民党や公明党を怖がらせている。

 

・私は野党共闘という言い方を「野党と市民の連帯」に変えている。野党だけでなく市民が介在しているのが重要なポイント。

 

立憲、共産の後退の要因については、合意が遅れたという問題があげられる。一方、東京など本気の共闘になったところは勝っている。

 

・立憲パートナーズの会合でめぐせたの方とお会いしたのがきっかけで、めぐせたMLに入った。朝日新聞をとっているが、1面で選挙の大きな記事が出ない。そんな中でこういう市民のネットワークは大事だと思う。サイレントなメンバーだったが、投票日前には街宣に聴衆として参加できた。

  

・共闘に対して賛否があるということだが、私は「共闘をやめることは絶対にできない」と思っている。やめたら悲惨だ。職場で「共産党と組んでいるからいやだ」という人がいたりする。「どうしていやなの?」と聞いても、明確な応えがない。イメージでいやだと感じている。私の職場は連合なのだが、一組合員として声を上げていこうと思う。

  

・『赤旗』の記事に地方でのエピソードとして「共産党の事務所で立憲の勝利を喜ぶなんてこれまでないよね」という声が載っていた。お互いをリスペクトできたことを感じている。道が開けたのだからこれを続けていく。

 

・メディアが「野党共闘は失敗した」と大合唱している。メディアは予想を大きく外したが、その失敗を野党共闘のせいにしている。

 

・あまのじゃくな人や、手垢がついていない候補を選びたい人は、維新の新人に入れたということがあるのではないか。私はれいわの山本さんや大石さんの政策を支持している。千葉では、三井さんとれいわの比例押し上げに市民ネットワークさんがめぐせたと同じように頑張っていたようだ。市民とつながる候補は強い。

  

 

・立憲の中にいろいろな考え方があって立憲の人たちも大変だ。危惧しているのは国民民主や維新とともに憲法改正にのりだすことだ。

 

電話かけをしても、国民の2/3は体制内改革を望んでいる。反中国の感情は、満州事変にのめり込んでいったときに似ている。

 

・神奈川9区では、立憲民主党と共産党とが候補者を並立し、統一できなかった。連合の人が選挙事務所の運営を支えていた地域もある。めぐせたのように市民パワーがあてになるということになれば、その地区の政党や候補が変わる可能性がある。

 

・「共闘できないところがあるのは仕方ない」という人もいるがそれは組織の都合だ。その地域の人はどうしたらよいのか。候補者調整については党本部が決めたのだが、地域の声を聴いたのか。東京は別だが、立憲民主党にボトムアップの選挙をやる政党の意思が見られない。共産党の地区委員会にも県や本部に地域の市民の意向を伝えようという主体性が見られない。そして後援会や支持者の中だけで選挙をやっている。

 

ジェンダーや気候危機や食の安全など個別テーマで頻繁にタウンミーティングのようなことをやっていかなければ有権者との接点はつくれない。めぐせたのような市民団体がしかけてもいいのではないか。

 

 

・比例では立憲だけが前回より大きく得票率を落としている。野党共闘という戦術はよかったが戦略がわるかった。飲食店でいうとメニューが悪かった。食べたくなるようなメニューを出していない。維新は富裕層の人たちが食べたくなるメニューを出した。次回までに立憲は食べたくなるメニューを出してほしい。

 

 



2021/10/31 衆議院選挙(小選挙区)にて 手塚よしお議員、落合貴之議員 当選!



2021/10/16 6党とめぐせた、政策協定調印(14名)しました


10/16、政策協定を調印しました。 署名入りPDFダウンロードはこちら

めぐせたの要望書も添えた、署名無しのPDFはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=eZYofJmla2A

 

******** 衆議院 東京第5区・6区共通政策協定 ******

 安倍・菅政権によって人々の生活を脅かす様々な分野の制度改悪・破壊が行われてきた。いのちとくらしを守るために、下記政策を実現する立憲野党の連合政権をめざす。 

 

1. 憲法と平和

 9条など自民党改憲案を許さず、平和憲法に基づく 立憲主義の政治を実現する。 議会制民主主義を根幹に据え、政権によって歪められた行政をただし、司法の独立と民主化を図る。

世界の人権擁護運動と連帯し、個人の尊厳・ジェンダー平等・多様性の尊重、あらゆる差別と分断のない共生・包摂社会をめざす。 

 

2. いのちとくらし

 PCR検査等の抜本的拡充と医療体制の充実を図り、積極的な新型コロナウイルス対策を推進し、人々のいのちとくらしを守る。

消費税5%以下の減税など公正・公平な税制に改革する。

社会生活を支える人々の雇用と賃金の大幅な改善など積極的に持続可能なくらし中心の経済政策を進める。過度な自己責任を強いる新自由主義ではなく、誰もが安心して生きられる社会保障を実現し、格差を是正し貧困をなくす。

 

3. 原発と防災

 核燃料サイクル政策を廃止し、原発は速やかに停止し、原発のない、再生可能エネルギー社会へ転換する。

 

(写真左)東京5区予定候補の手塚よしおさんは、「共闘を求める各党、市民のみなさんの力強い後押しでスタートラインにつけた」と語った。

(写真右)東京6区予定候補の落合貴之さんは、「この調印文書は簡単につくったののではない。この調印式は私のためのものでも、どこかの政党のためのものでもない」と発言した。


2021/8/2 都政を語るZOOM小集会 立民山口、共産里吉 都議

 都議選は終わりましたが、コロナ対策をはじめ、都政の問題から目が離せません。そこで、めぐせた主催で、お二人のベテラン都議をお招きして、都政を語るZOOM小集会を開催しました。テーマは、やはりコロナ対策が中心となりました。

 立憲民主党 山口拓 都議会議員

 日本共産党 里吉ゆみ 都議会議員

YouTubeでご覧ください。https://youtu.be/ib2YvdSkNec

 

 都議選の結果、共産党、立憲民主党、生活者ネットの3党で、都議会において4分の1以上の勢力となりました。知事に臨時議会の招集を請求できます。これから力を合わせて奮闘願いたいと存じます。

 


2021/5/22 下北沢でスタンディング「あなたの一票で」

 皆で考えた手書きの横断幕を掲げました。若い人に結構見ていただいたように感じました。短いフレーズの録音を女性の声、男性の声バージョンで交互に流しました。落ち着いた繰り返し音声のスタンディングは、歩行者に威圧感もなく、話しかけ易いようで、「オリンピックなんてバカげてるよな」など何人も話しかけてくる人がいました。


2021/5/23 自由が丘でスタンディング


(2021/4/25 改訂版) めぐせた提案の

東京5区・6区政策協定(案)および政策要望

 衆議院東京5区・6区政策協定および政策要望 を掲載致します。各立憲野党と一致点を深めるべく、折衝中の【めぐせた案】という位置付けです。政党と結ぶ政策協定Aと、「市民連合 めぐろ・せたがや」からの要望Bという2段階形式としています。青文字は、今回の改訂部分です。


衆議院小選挙区東京5区・6区の各党(支部)は、お互いを尊重し、下記の政策協定に基づき次期総選挙の野党候補者の統一に努め、統一候補者が決まった段階で正式に調印する。

【A】衆議院東京5区・6区   政策協定(案)

 (前文)安倍・菅政権によって人々の生活を脅かす規制緩和など様々な分野の制度改悪・破壊が行われてきた。いのちとくらしを守るために、下記政策を実現する立憲野党の連合政権をめざす。

 

1. 憲法と平和

 9条など自民党改憲案を許さず、平和憲法に基づく立憲主義の政治を実現する。政権によって歪められた行政をただし、司法の独立と民主化を図る。

 世界の人権擁護運動と連帯し、個人の尊厳・ジェンダー平等・多様性の尊重、あらゆる差別と分断のない共生・包摂社会をめざす。

 

2. いのちとくらし

 PCR 検査等の抜本的拡充と医療体制の充実を図り、積極的な新型コロナウイルス対策を推進し、人々のいのちとくらしを守る。

 消費税5%以下の減税など公正・公平な税制に改革する。

 社会生活を支える人々の雇用と賃金の大幅な改善など積極的に持続可能なくらし中心の経済政策を進める。過度な自己責任を強いる新自由主義ではなく、誰もが安心して生きられる社会保障を実現し、格差を是正し貧困をなくす。

 

3. 原発と防災

 核燃料サイクル政策を廃止し、原発は速やかに停止し、原発ゼロ・再生可能エネルギー社会へ転換する。

 


【B】市民連合 めぐろ・せたがや」からの政策要望

各党(支部)は、下記の「市民連合 めぐろ・せたがや」の政策要望の実現に向け、最大限努力する。

 

<政策要望1> 憲法と平和

1-1 憲法違反の安保関連法、共謀罪法、特定秘密保護法等を廃止し、集団的自衛権行使容認の閣議決定は撤回する。民主主義の土台となる情報公開を徹底する。

 憲法9 条の理念に反する武器の輸出入を中止する。「防衛装備移転三原則」の2014 年閣議決定の撤回と「武器輸出三原則」を復活・強化する。民意を踏みにじっている沖縄の辺野古新基地建設を中止し、自衛隊および在日米軍基地の再編強化に反対し、日米地位協定の抜本的改正を進める。

 

1-2  関係諸国と協議し、朝鮮半島の平和と東アジアの非核化を推進する。「敵基地攻撃論」は、専守防衛を逸脱し、先制攻撃、ひいては戦争につながる憲法違反の考え方であり反対する。

 国際協調と平和外交を積極的に推進し、核兵器禁止条約を批准し、核兵器と戦争のない世界をめざす。

 憲法9 条を守り、災害やテロを口実に自由と民主主義を制限する緊急事態条項を憲法に加える自民党改憲案に反対する。

 

1-3  学問の自由・教育への不当な支配・国家統制を排する。教育環境整備に必要な財政措置を講じる。

 子どもたちの内心の自由と、質の高い教育を受ける権利を保障する。義務教育および幼稚園、高校教育の完全無償化を実現する。高等教育の無償化をめざす。給付型奨学金を大幅に拡充し、貸与型奨学金の返済を軽減する。教職員を増やし、少人数学級を実現する。

 大学の自治を守り、大学の独立行政法人化を改め、十分な教育・研究費を拡充する。文化、芸術活動を支援する。

 

1‐4  裁判所法を改正して、最高裁裁判官の任命手続きの民主化・公正化を図る。司法官僚制の弊害をただし、裁判官は、在野からも登用する法曹一元化をめざす。

 

1-5  住民参加を進め、地方自治権を拡充する。得票数と議席数が比例する比例代表制など民意をよく反映するよう選挙制度を改革すると共に、自由な選挙ができるよう公職選挙法を改正する。パリテ(議員男女同数化)の実現など実効性ある「政治分野における男女共同参画推進法」を履行する。

<政策要望2> いのちとくらし

 

2-6 PCR 検査等の抜本的拡充を図り、陽性者を保護する。国公立病院の独立行政法人化をやめ、保健所の機能強化など公衆衛生と全ての医療体制を充実し、積極的な新型コロナウイルス対策を推進する。個人と事業者の休業などに関する必要な補償と支援を行う。

 

2-7  消費税は5%以下に減税し、必要に応じ中小企業など消費税納付を減免する。タックスヘイブンを許さず、金融取引税制の見直し、大企業・富裕層への累進税率を高めるなど抜本的な税制改革を進める。

 防災・被災地支援など生活密着型インフラ整備、くらし優先の税の使い方に転換する。先端科学の支援や環境負荷低減、貧困の解消、持続可能な社会をめざす日本版グリーンニューディールなどSDGs(持続可能な開発目標)に資する経済活動を積極的に推進する。

 民意を無視した羽田新飛行ルートは見直す。外環道やリニア新幹線など不要不急の公共事業を

 

2-8 コロナ禍の中で業績悪化や企業倒産が増え、非正規労働者中心に雇用環境が厳しくなっている。労働者派遣法などを改正し、技能実習生も含め「奴隷的」労働を改め、雇用の安定を図る。8時間働けば生活できる最低賃金を全国一律とし大幅に引き上げる。

 公契約法を制定する。過労死につながる長時間労働を減らし、不払い残業などを根絶する。真の同一労働、同一賃金を実現する。 

 

2-9 社会保障を充実する。健康保険料の均等割を廃止し、累進性を導入し最高限度額を引き上げる。生活保護法を生活保障法に改正(扶養義務の限定・手持ち現金の拡大等)する。誰もが安心してくらせる最低生活保障制度、最低保障年金を創設する。くらしを維持・回復できる住宅を確保する。

 

2-10 農林水産業は、食料安全保障、環境保全も含めて多面的機能を担っている。所得補償し雇用を増やし、自給率をあげる。情報公開不十分なTPP11・日米FTAは見直す。食の安全・安心を確保し、国民皆保険制度などを守るために対外貿易政策を長期的視点で是正する。

 自公政権により推し進められた過度な規制緩和をもとに戻す。水道の民営化や農林漁業権を脅かす企業参入、農薬・食品添加物の規制緩和に反対する。遺伝子組替作物およびその加工食品の規制を強化するとともに、種子法・種苗法の改訂はもとに戻す。

 

<政策要望3> 原発と防災

 

3-11 核燃料サイクル政策を廃止する。全ての原発を停止し、計画的に廃炉する「原発ゼロ基本法案」の成立・施行をめざす。

 

3-12  原発関連の汚染土再利用・汚染水海洋放出はしない。

 

3-13 地球温暖化防止のためCO2 排出量を抑え、生態系を守り立て直すグリーンリカバリーを推進し、再生可能エネルギーの普及を加速する。

 

3-14 地域に即して「複合災害」にそなえる防災対策を推進する。

以上

 



2021/2/7 コロナ禍でも、自由が丘でのびのびと街頭宣伝


2020/10/25 こころを一つに。めぐせた主催 街頭リレートーク

10/25世田谷線の三軒茶屋駅前で、「市民連合 めぐろ・せたがや」主催の街頭リレートークを行いました。

■ 第一部は、コロナ禍で苦労されている若い方たちをはじめ、各分野から市民のスピーチをいただきました。

①カフェ経営の女性から自営業者の苦境、②建設労働者の苦境、③労働者の現状④保育園園長さんからコロナ禍の保育園の現状、⑤診療所所長さんから医療従事者の不安と疲弊、⑥ふじみ荘廃止の問題、⑦世田谷区庁舎建て替え問題、⑧外環道工事とたたかっている農家の女性から陥没事故他の問題、⑨ジェンダー平等問題、⑩弁護士さんから敵基地攻撃能力問題、⑪大学教員から学術会議任命拒否問題。横長の写真は応援に駆けつけて下さった南部合唱団の方々です。開会前のコーラスで多くの方が足を止めてくださいました。

■ また、この集会場所の直ぐ近くの茶沢通り歩王者天国で、お散歩デモと「PCR検査、世田谷モデル」のシール投票も行いました。若い方も含めての99名のシール投票結果はこちらをご覧ください。

■ 第二部は、次期総選挙で力を合わせるべく、5党の幟を並べ、立憲野党各党からのスピーチを頂きました。

写真左から、手塚よしお 立憲民主党衆議院議員、落合たかゆき 立憲民主党衆議院議員、里吉ゆみ 日本共産党 都議会議員、羽田圭二 社民党世田谷区議会議員・東京都連代表、荒川和茂 新社会党 世田谷総支部長、金井えり子 世田谷・生活者ネットワーク 世田谷区議会議員 の方々です。


2020/8/10 野党にしっかりして欲しい。真夏の「第8回 めぐせた定期協議」。市民側から要望を述べ、野党各党と話し合った。

 前回の衆議院選挙から数えて第8回目のめぐせた定期協議を8/10に行いました。定期協議は100名規模で行うこともありますが、今回は少人数でじっくり話し合う方式とし、政党側(立憲民主党、日本共産党、社民党)10名、めぐせた運営委員9名、合計19名で2時間意見交換をしました(密を避けて対面式としてみました)。

 

まず市民側から3分位ずつ全員発言をしました。

・倒幕の時期であり、野党がしっかり纏まって欲しい。れいわとの共闘も大事。

・市民と野党の共闘は築いてきたが、残念ながら野党共闘のワクワク感が、今一般市民の中に無い現状。

・税制改革など、前回の民主党政権の時とここが違うという中身を作り、ビジュアルに示す必要がある。

・イメージ戦略も大事。党首が積極的にテレビに出るとか、シャドーキャビネット案でワクワクする話題をつくるとか。

・六ヶ所村、核燃料サイクルに何兆円も注ぎ続けることを止め、日本のエネルギー転換を図る野党政策を。

・行き過ぎた企業減税により溜まった内部留保の一部をコロナ対策に出させる税制改革を。

・連合政権の構想を打ち出すこと。特に経済政策が大事で、消費税問題はスルーできない課題である。

 

②次に各政党側から発言があり、③様々な問題について率直な意見交換がなされました。

 今後もこのような、市民と政党・議員のコミュニケーションを積み重ねることが、両者を鍛え、民主的で安定的な政権作りの基礎を作るものと考えます。実際の開催間隔は不定期ですが、節々で協議を続けるという位置付けで「定期協議」と呼んでいます。

写真①前列左から立憲民主党の落合貴之(6区)衆議院議員、手塚よしお(5区)衆議院議員、社民党の羽田圭二世田谷区議会議員。 写真②左から日本共産党の宮本栄目黒地区委員長、田副民夫世田谷地区副委員長。

 


2020/4/19 目黒区長選、野党統一候補 善戦

みなさん区長選挙へのご支援ありがとうございました。

開票結果

   山本ひろこ 26,908票(35.6%)無所属、共産、社民、生活者ネット推薦)

当選 青木英二  30,178票 (39.9%)(無所属現職、自民、公明推薦)

   田淵正文  18,588票(24.6%)(維新公認)

「あたらしい目黒区をつくろう」との皆様からの熱い想いをあと押しに、あたらしい目黒区長の実現まであと一歩のところまで行きましたが、山本ひろこ候補はわずかにチカラ及ばず、惜敗の結果になりました。

 今まで誰もが経験したことのない新型コロナ感染症の対応では、迅速に情報を公開するとの原則を大切に、区民と区役所が一致団結しなければ、この困難に立ち向かうことはできません。目黒区の医療崩壊を防ぐための補正予算も早急に組むべきです。

青木英二区長には、選挙で生まれた分断や対立を乗り越え、立場や考えの違う者同士でも前向きな対話を謙虚に重ねる、そんな目黒区政を心新たに作りあげていって欲しいと願っています。

 私たちと山本ひろこさんが果たす役割はこれからも少なくありません。目黒区民みんなで手を携え、一緒にあたらしい目黒区をつくっていきましょう。

 2020年4月19日     あたらしい目黒区長をつくる会  共同代表 鴨志田リエ、野澤満理子



2019/9/26  共闘は中味が大事。日韓問題、野党共闘、経済政策 をテーマに【第7回】めぐせた定期協議

中味が大事です。安倍政権に代わる政権を作るのは、市民と野党の共同作業です。

(1)めぐせたでは、5区選出の手塚よしお衆議院議員、6区選出の落合貴之衆議院議員と「第7回定期協議」を25名参加で行いました。①野党の経済政策、②野党共闘の状況、③日韓問題 をテーマに意見交換を行いました。

(2)この会合のために、準備チームを作り、2回の会合を開きました。日韓問題に関しては、かなりしっかりした基礎資料を作成して配りました。他の地域でも参考になると思いますので、ご利用ください。

 ダウンロードはこちら:日韓歴史年表(14P)、日韓問題Q&A(「韓国は約束を守らない?」等の論点。4P)

(3)日韓問題では、参加者の皆さんに事前に原稿を用意してもらい、一人2分間で10数名の発言を行い、市民の想いを受け止めて頂きました。

(4)定期協議の①③部分の記録をPDFと致しました。他の地域でも参考になると思いますのでご覧ください。

 


2019/6/1  中味が大事。野党経済政策と共闘を語る。第6回協議

6/1「市民連合 めぐろ・せたがや」では、前回の総選挙直後から数えて6回目の「5区6区、市民と野党の定期協議」を開催しました。 

 

■立憲民主党の国対筆頭副委員長の手塚よしお衆議院議員(写真左)からは、全国で進みつつある野党共闘の状況が報告がされました。

経済産業委員会の野党筆頭理事の落合貴之衆議院議員(立憲民主党、二人目マイクを持っている)からは、経済のグローバル化に対して主権を守らなくてはならないこと、不況下で消費税を増税してはならないこと等が話されました。

■共産党の宮本栄 目黒地区委員長と岸たけし 世田谷地区委員会副委員長からは、最近発表の「消費税増税の中止。くらしに希望を。三つの提案」の紹介等がされました。なお、社民党は東京都連の大会と重なったためご欠席となりました。

 

参加者とのかみ合った質疑応答が1時間以上活発にできたことも大きな成果でした

感想文でも「いい雰囲気の会だった」と高い満足度が示されました。こうして、議員と市民がお互いの意見を聴きあうコミュニケーションの積み重ねが、市民に立脚した連合政権への道であることが体感されます。60名程の会でしたが、町田市からも見学の方が来られていました。

■「民主党政権の失敗を繰り返さないように」との注文に対しては、「党内に経験者がいますから」と受け止めて頂けました。かつての民主党政権と、次に出来るであろう政権との違いは、市民と結びついていること、立憲野党の共闘の上に成り立つことと思われます。

共産党対しては「最低賃金1500円提案は良いが、中小企業が潰れたのでは困る」という意見が出されました。これに対して岸さんの方から「社会保険料の事業主負担を、賃上げ実績に応じて減免する中小企業支援制度」で負担を相殺するセット提案であるとの説明がなされました。また「大企業も設備投資先が無いために、内部留保が溜まっているのであって、敵視しないで欲しい」との意見も出されました。要は、くらし中心の内需を拡大して経済の好循環を図るという政治の方向転換を、市民も経済界も求めているのだと思います。

 

財源論として、共産党からは「三つの提案」の中で、富裕層優遇の証券税制の見直しなどにより7.5兆円の税収増を考えているとの説明がありました。

一方、主催者からは、99%のための経済政策フォーラム」経済循環の図も配布されました(公正な税制改革とくらし中心内需拡大を同時一体改革しようとしても、タイムラグが生ずるので、好循環経済へのスタート資金は国債発行で賄ってはどうかという大胆な提案図です)。

 

 

 

下の写真は、左から立憲民主党の手塚さん、落合さん、次の写真は、日本共産党の岸さん、宮本さん。  

 

■参加の区議、都議紹介: 4月に当選したばかりの目黒、世田谷の区議さんにもご参加頂きました。立憲民主党、日本共産党、生活者ネットの皆さんです。お互い顔なじみで垣根が低いのも、この市民運動の積み重ねの成果かと思います。

 

最後は、衆議院選の一本化と勝利を目指して、恒例の「一本!」の集合写真です。

衆院5区6区の ”二段書き” 政策協定(めぐせた案)

衆議院東京5区・6区政策協定(案)

2019/6/15 市民連合めぐろ・せたがや提案

 

衆議院小選挙区東京5区・6区の各党(支部)は、下記の政策協定案に基づき、次期総選挙の野党候補者の統一に努め、統一候補者が決まった段階で正式に調印する。 

 

政策協定

1. 9条改憲をせず、平和憲法に基づく国民本位の政治を実現する。

2. 今年10月予定の消費税増税は中止し、日本の経済・社会を国民生活本位に立て直し、格差、貧困を是正する。 

3. 原発は速やかに停止し、再生可能エネルギー社会への転換を図る。

  

また、上記の中味として「市民連合 めぐろ・せたがや」から提出された下記政策の実現に向けて、各党(支部)は最大限努力する。

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「市民連合 めぐろ・せたがや」からの政策要望 

 

1. 9条改憲をせず、平和憲法に基づく国民本位の政治を実現する。 

 

1-1 立憲主義に基づく国民本位の政治を取り戻す。そのための政権交代をめざす。

憲法違反の安保関連法、共謀罪法、特定秘密保護法を廃止する。集団的自衛権行使容認の閣議決定は撤回を求める。

 政権によって歪められた行政を正し、公正で公平な政治を実現する。憲法に基づき、個人の尊厳・多様性を尊重し、あらゆる差別と分断のない共生社会をめざす。

 

1-2 憲法9条の自民党「改正」案に反対する。また、災害やテロを口実として、自由と民主主義を制限する緊急事態条項を憲法に加えることに反対する。平和主義を世界に広めることに努める。核兵器禁止条約の署名・批准を求め、核兵器と戦争のない世界をめざす。

  

1-3 安倍政権下で、民意を踏みにじって進められる沖縄の辺野古新基地建設の中止を求め、自衛隊及び在日米軍基地の再編強化に反対する。日米地位協定の抜本的改正を進める。

  

1-4 憲法9条の理念に反する武器の輸出入に反対する。「防衛装備移転三原則」の2014年閣議決定の撤回と「武器輸出三原則」の復活・強化を求める。武器の爆買いに反対する。

 

1-5 教育への不当な支配・国家統制を排し、教育環境を整備し、必要な財政措置を講じる。すべての子どもたちが内心の自由を侵害されず、質の高い教育を受ける権利を保障する。義務教育及び幼稚園、高校教育の完全無償化を実現する。高等教育の無償化をめざす。給付型奨学金の大幅な拡充と、返済困難者に対応する措置を積極的に講じる。 

教職員の数を増やし、質の向上を図る。教育への国家統制をめざす自民党改憲案に反対する。 

 

1-6 民意をよく反映するよう選挙制度を改革すると共に、自由な選挙が出来るよう公職選挙法を改正する。「政治分野における男女共同参画推進法」を履行する。
 

 

2. 今年10月予定の消費税増税は中止し、日本の経済・社会を国民生活本位に立て直し、格差、貧困を是正する。

 

2-1 アベノミクスで広がった格差を是正し、貧困を無くす。国民の生活を安定・向上させる立場で、日本の経済・社会をたてなおす。

  

2-2 非正規雇用を増大させ、非人間的な働かせ方を推進してきた労働者派遣法などを改正する。長時間労働を減らし、過労死、外国人の奴隷的労働、不払い残業などを根絶するための法改正を行う。8時間働けば生活できるよう、最低賃金・実質賃金の引き上げと、真の「同一労働、同一賃金」の実現をめざす。

 

2-3 現状の経済状態での10%への消費税増税に反対する。証券取引課税、大企業・高額所得者優遇等の不公平税制の抜本的な改革を進める。

  

2-4 過大な公共事業、防衛費を見直し、保育・子育て、教育・研究、社会保障、年金、医療、介護、障がい者支援、生活密着型インフラ、防災、被災者支援等を優先する税金の使い方に転換する。

  

2-5 「日本の農業を守る」とした国会決議と政府与党公約に違反し、情報公開も不十分なTPP11・日米FTAに反対する。食の安全・安心、国民皆保険制度を守るなど、対外貿易政策を長期的視点で見直し、是正を図る。

 

 

3. 原発は速やかに停止し、再生可能エネルギー社会への転換を図る。

  

3-1 全ての原発の速やかな停止及び計画的な廃止を求め、「原発ゼロ基本法案」の成立をめざす。再生可能エネルギーの推進を図る。

 

ダウンロード
2019-6-15 政策協定めぐせた案(Ver4-5).pdf
PDFファイル 158.2 KB


【めぐせた】直接会話をすることで、色々分かってきました。2019/1/17  共産党、社民党と個別に協議しました。

「市民連合 めぐろ・せたがや」では、2017年秋の総選挙以降5回目となる協議を、各党別にじっくり行うスタイルで実施中です。野党共闘の進行状況と課題が見えてきて有益でした。

立憲民主党との協議は既に2018/12/1のHP部分に報告しています。参議院選挙を主なテーマとして、2019/1/17、共産党の宮本徹衆議院議員に国会議員会館でお話を伺いました。

 

■Q:野党共闘の進み具合はどうか?

宮本:昨年度は野党合同ヒアリングなどの分野での野党共闘は進んだ。2019年度はレベルを上げて、消費税増税に対抗した予算組み替えの野党共同提案が一致して出来るとよいと思う。

■Q:野党共通政策の一致はどうか? 

宮本:辺野古工事反対、消費税増税ストップなど、一致点が広がっている。さらに拡大させてゆきたい。そのために市民のみなさんの声がとても重要だと思う。

■Q:衆参同時選挙はあるか?

宮本:可能性は分からないが、安倍首相が参議院選での敗北を防ぐために行う可能性は無いとは言えない。

■Q:立憲民主党は、共産党と組んでも閣内不一致で政権が持たないと考えて、連立政権構想を描けないでいるように見えるが、共産党の連立政権構想は?

宮本:共産党は、閣内でも閣外でも協力すると表明している。日米安保等の一致しない課題を政権内に持ち込めば政権運営は成り立たないので、一致しない課題は持ち込まない。

 

2019/1/17 社民党 横田 政策担当常任幹事との協議

政党に対して失礼かもしれない質問に対しても、率直丁寧にお応えいただいた横田さんに感謝申し上げます)

 

■Q:野党がバラバラでは困る。まとまれないものだろうか?

横田:ご意見はよく分かる。政党の合流や再編ではなくて、「小異を残して、大同に就く」という共闘を進めるべきだ。民進党に再結集するのは良くないと枝野さんも考えているようだ。政党はそれぞれ理念が異なるので、市民連合が間に入って政策協定を提案していただくのがよい。アベ政治に代わる新しい政治の姿を示すためにも共通政策は大事である。

■Q:社民党と自由党は一緒になった方が力を発揮できるのではないか?

横田:参議院では、既に会派を組んでいる。(註:希望の会= 自由党 4、社会民主党2 )。 法案に対する態度は党によって異なることも多いので、それぞれの対応を尊重している。

■Q:参議院選の1人区の一本化候補者は、各県での政党協議で決めるのか、それとも中央本部間で決めるのか

横田:選挙区で闘うわけで、地元で闘いやすい形ができるよう、まずは各県において協議を進めている。各県それぞれに様々な事情がある。各県でまとまらない場合は中央で話し合うことになる。

■Q:参議院選2人区でも一本化して欲しいが?

横田:自公に漁夫の利を与えないよう話し合いは大事だが、各党各地域に、様々な事情があると思う。

■Q:衆参同時選挙はありそうか?

横田:分からないが、同時はすべきではない。比例区、選挙区の候補者名が入り乱れ、選挙民が混乱する。野党が共闘をしっかり作り、返り討ちにするくらいの構えが必要だ。

■Q:オリーブの木方式を、社民党と自由党とだけでも組んではどうか?

横田:オリーブの木方式は第一党がどうするかが鍵だ。小党が組んだだけでは、議席増につながらず(一人分は120万票)、また「選挙目当ての野合」との批判も乗り越えないといけない。労力の割にメリットが少ない。

■Q:政権交代には、野党連合政権の道しか無いと思うがどうか?

横田:枝野氏は、永田町の数合わせには乗らないと言っている。国民民主との合併が無いなら、連立政権を組むしかない。立憲民主党の単独政権である必要はないとも発言されているので連立政権を否定はしていないと思う。市民の声の後押しが大事であろう。

■Q:連合はなぜ立憲民主党、国民民主党に合併せよと圧力を掛けるのか?

横田:他の組織のことであるが、連合は立憲民主党支持の官公労と、国民民主党支持の民間大単産を抱えている。支持政党の又裂きを避けるためと、連合候補を多く当選させるには、国民民主党の支持だけでは難しいからではないか。

 


2018/12/1 じっくり話そう【第5回定期協議】各党別に少人数対話を始めました

「中味が大事」というウエート置きに、「市民と野党の共闘」も進化しつつあります。「めぐせた」では、2017年秋の総選挙以降5回目となる定期協議を、4党別々にじっくり行うスタイルで始めています。

まず12/1に、立憲民主党(写真は5区手塚よしお衆議院議員、6区落合貴之衆議院議員)との対話集会を行いました。来年の衆参同時かもしれない国政選挙に向けての野党共闘の課題、政策の課題等について意見交換をしました。各議員、各市民が多様な意見を率直に出し合うことを繰り返すことで、下からの民主主義を共に築いていきたいと考えています。


2018/4/1  【第3回】めぐせた定期協議



【2017総選挙まとめ】 市民も政党も変わった2017総選挙。「市民連合 めぐろ・せたがや」「つなぐ会@東京」の経験

「市民連合 めぐろ・せたがや」「市民と野党をつなぐ会@東京」共同代表 鈴木国夫 (2018/5/20作成)

1.憲政史上初の共闘チャンスが2015安保法制で生まれた

(1)本来、諸運動と併行して、国会で議席数を獲得することが車の両輪として必要である。憲政史上初の2016参議院選挙での候補者1本化。

(2)市民の民主主義と組織の成長が必要。めぐせたの役割。 

地域で候補者の一本化をどうやって実現するか。また東京全体でどうやって市民と野党の共闘を進めるかが課題。

2.地域で共闘を進める四つのステップ(2016年1月から)

【第一ステップ】 選挙に関わる市民団体を確立する段階(制度設計)

(1)団体の集りか、個人の集りとするか?

(2)旧来の世田谷勝手連のままでよいか、新たな選挙向けの組織を創るか?無党派市民を中心として、労組団体等も巻き込むにはどうすればよいか?

(3)目黒の市民運動があまり見えない。目黒はどうやって出発するか?

(4) 共同代表は何人、どういう人を選ぶか。党派的な偏りが無いようにするにはどうすればよいか?

(5)代表の指示待ちにしない民主主義の工夫

【第二ステップ】 政党と相互理解を深める段階
(1) 候補者、政党とどうやって接触するか
(2) 民進党と共産党との対話関係をどう作るか
(3) 集会目的は、各党政策の優劣を評価・選択することではない。政策協定の前段階として、市民の声を浴びるほど聴いてもらう企画を行った。
(4) 共闘とは何かを考える内部討論、政党対話を繰り返した。各党参加の大きな集会で、政策協定作り開始の集会宣言を採択した。

【第三ステップ】 政策協定を作る段階
(1) 政策協定は、何のために作るのか?
(2) 候補者は市民が決めるのか?政党が決めるのか?納得できるか?
(3) 政策協定は、他所の手本を準用でよいか?市民が政治に関わる一体感が生まれる。
(4) 政策協定は少人数で作るのか、大勢で作るのか?
(5) 一致できない点はどうするのか?
(6) 少人数会議の会場はどこがよいか?2016/5/30全国初!衆院小選挙区での野党候補一本化をめざす政策協定案の集会を開催した。(記念写真を撮り全国は発信)。

【第四ステップ】 候補者一本化の段階
(1) 候補者調整は政党本部間の仕事と割り切る。市民は「決めてくれ」と要請する。
(2) 「あの候補者では気に入らない」という意見にどう答えるか。
(3) 2017年10月公示直前、共産党の英断により、立憲民主党候補者に一本化された。

 

3. 都知事選(2016年7月)で市民と野党の共闘が初めて出来た
都知事選挙は、野党が統一候補で汗を流した初めての選挙であった。民進党都連が自民党と相乗りしての共闘分裂の危機を回避することが出来、各地域で共闘ができたことが後の総選挙での共闘に繋がった。

4. 東京10区の補選(2016年9月)で統一候補作りを経験
(1) 東京で初めての共闘の経験。練馬区、豊島区の市民が一本化を働き掛け、公示の3日前に一本化できた。
(2) 民進党と折衝の苦労を経験。現場は人間関係で動く。ここで出来た人間関係(全都の市民組織、政党関係者)が後の財産となった。
(3) 候補者が来なかった「池袋街宣事件」

 

5. 「市民と野党をつなぐ会@東京」(2016年10月末)を立ち上げ
(1) 全都の人の繋がりを活かして、10区補選直後に立ち上げた。
(2) なぜ自分が提唱者となったのか
(3) 政治談議をする組織ではない。司令塔でもない。各地域組織の情報交換、経験交流を役割とした。経験交流は地方巡業する。
(4) 仕事のための組織と位置付けた。
(5) 中央集権組織ではなく、地域分散主権の「連絡会」という位置付け。
(6) 各地域組織から委員を出していただく運営委員会方式。約40名。
(7) 各地域で地域組織が生まれてきた。

(8) 「東京衆議院25小選挙区、市民と野党が大集合」
 2017年3月13日 衆議院会館

6. 衆議院解散から公示日まで
(1) 公示直前に、めぐせた、立憲民主党、共産党、社民党で政策協定を結んだ。
(2) 選挙結果: 5区は手塚よしお(立憲民主党)復活当選。6区落合孝之(立憲民主党)当選。7区は長妻昭(立憲民主党)当選

7. 総選挙後も市民が関わる
(1) 実は市民と政党が繋がっていなかったことに気付いた。議会制民主主義システムのミッシングリンクだった。今後に繋ぐべく、各党へ挨拶回りをした。
(2) 統一候補を送り出しっ放しとせず、コミットするシステムとして「市民と野党の定期協議」イベントを選挙後、2018/4までに3回開催した。

 

 

 


2017/10/22【東京6区】市民と野党の統一候補が小選挙区で勝利

小選挙区で10万票を取り、2000票差で、野党統一候補の落合貴之(立憲民主党)衆議院議員が勝利しました。動画はこちら

https://youtu.be/o5-LEOomLN4

 

 なお、この1年間の市民の取り組みは、下記のDVDに収録されています。

「選挙が生まれる2・東京  私たちは歩き始めた」(湯本雅典 作)

 


2017/10/22 衆議院選挙 投開票


2017/9/23 めぐせた 衆議院解散直前の決起集会

いよいよ国会解散を前にして、めぐせたでは、9/23決起集会を開きました。東京5区、6区の民進党、共産党の候補者が、それぞれ力強い決意表明をしました。集会後半では、5区と6区に分かれて、今後の具体的行動計画について打ち合わせを行いました。

動画(6分半)https://youtu.be/ZfZefvFJp-E

*(各地の活動)「みんなで未来を選ぶ@文京台東中央」での政策作り

動画(7分)https://www.youtube.com/watch?v=4EHcs6b-JzQ&feature=youtu.be 

 



民進党代表選の翌日 2017/9/2 めぐせた対話集会にて、「野党共闘は不可逆的」と手塚よしお民進党元衆議院議員の見解

 「市民連合 めぐろ・せたがや」では、対話集会を頻繁に開いてきました。民進党代表選の翌日9/2の「さらにつっこんで、政策について語り合おう会」では、今後の野党共闘の行方について熱心な意見交換がありました。 動画(8分半) https://youtu.be/7anHgiS-1us
(1)野党共闘は不可逆的:
民進党、共産党、社民党の出席者全員が、市民と野党の共闘の流れは止まらないとの見方を語りました。下記は、民進党手塚よしお元衆議院議員(5区予定候補者、元内閣総理大臣補佐官、3期当選)の、集会直後のフェイスブックよりの引用です。
(引用) 「前原新代表が誕生し、民進党の野党共闘路線が後退するのではとの危惧をもたれてる参加者が多かったのですが、私からはきっぱり、「野党共闘は不可逆的だ」との話をさせてもらいました。」
(2)民進党内にも多様で活発な論議がある!:  落合貴之衆議院議員の発言(動画1分17秒目より)は、民進党にも、自分の意見を、こんなにもはっきりと語る議員がいるんだ(!)と新鮮な驚きを参加者に与えました。
(3)税制についても活発な意見交換: 参加者からは、法人税・所得税の税率を見直すべきではないか等の政策中身に関する意見も活発に出ました。
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 【対話集会の出席者】

5 区  民進党 手塚よしお(元衆議院議員)、共産党 宮本栄(予定候補者)

6 区  民進党 落合貴之(衆議院議員) 、共産党 岸たけし(予定候補者)

社民党 羽田 圭二(世田谷総支部長)

新社会党、緑の党、東京生活者ネットからも出席を頂きました。(なお自由党はご都合が合いませんでした)。

 


2017/5/28  みんなの自由が丘だいこうしん

写真左、行進横断幕を一緒に持っているのは、左から民進党の手塚よしお元衆議院議員、その隣のピンク色スーツは共産党の星見てい子都議会議員予定候補者。1年前から、市民と野党が一緒に行動することが普通になってきた。 写真右、自由が丘駅前で一斉パフォーマンス。


2017/4/1 たまには、花見に候補者を招いて語るのもよし

この写真は、単なる飲んだくれオジサンの宴会写真ではありません。「議員と市民のお互いの意識・関係が変化した」1年後を表した写真です。

2017/4/1 めぐせた設立の一周年記念花見を目黒川ほとりの目黒区民センターで開催しました。候補者に声を掛けたところ、民進党5区候補者の手塚よしおさん(元衆議院議員)と、民進党6区候補者の落合貴之(衆議院議員)さんが来られました。この一年、何度も話し合ってきた関係ではありますが、たまには肩肘はらずに話す場もいいものです。この1年で「議員に対する意識・関係が変わった」との感想も聞かれました。おそらく議員の方の意識も変わったと思います。間接民主主義を構成する重要な輪をやっと発見したような気がします。「地域での市民と野党の共闘」の1年間の成果を象徴するような懇親会でした。

 


2017/3/5   もっと対話しよう集会(その2)

政策協定も実質上終わって、あとは候補者と市民がもっともっと「対話」を深める段階の対話集会を繰り返しています。1/8に続き「その2」という位置付けで対話集会を行いました。

今回は録音ナシの本音トークのバージョンもやってみました。なので、ここに書けないのが残念です。

 

太子堂区民センター 和室1、2 世田谷区太子堂1-14-20

 

1. 各党出席者に想いを語っていただく 

 ・政治家をめざした想いを語ってもらう

 ・総選挙勝利に向けた活動について考える

2. 参加者との自由討論 




2017/1/8(日)「市民連合 めぐろ・せたがや」主催の対話集会   ---- 政策協定と統一候補で総選挙勝利を! ----


2017/1/8 世田谷区太子堂区民センターで、候補者も招き、対話集会を開催しました。 動画は、https://youtu.be/kUCR2sdpHg0 (6分)

写真のダウンロードはこちら

 

和やかさと緊張感を兼ね備えた対話集会でした。1年前の初対面の頃と比べると、市民も政党もお互い学び合い、進化してきたことを実感します。

「それぞれの党自身が支持基盤広げることが大切と思うが、どうか」「都議選があるが共闘をどう考えるか」などの質問にも丁寧な応答がありました。

 

「市民連合 めぐろ・せたがや」では、既に2016年5月に、野党統一候補作りの第3ステップである政策協定までほぼ合意に達しています。しかしながら、候補者・政党と市民との接触はまだまだ不十分です。そこで、これから総選挙本番までの間、相互の理解を更に深める対話集会 を重ねていく予定です。

 

政策協定と統一候補で総選挙勝利を!

-- 市民&政党&団体の力で --- 

1. 主催者より: 市民連合 めぐろ・せたがや の1年間 

2. 団体より: 世田谷における労働運動の共同のテーブル作り 中村重美(世田谷地区労議長) 

3. 政党より: 我党はかくたたかう

【五区】民進党 元衆議院議員 手塚 よしお 

    共産党 予定候補 宮本 栄 

【六区】民進党 衆議院議員 落合 貴之

    共産党 予定候補 岸 たけし 

    社民党世田谷総支部代表 羽田 圭二  

4. ぶっちゃけ自由討論

 

 



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